番外編:中学受験講座


 

塾選び

中学受験のための塾は色々あるけれど、それぞれの塾には特徴があるので、子どもにあった塾を選ぼう。塾が良くても、子どもがついていけなかったら意味がない。

4年生から通うとなると3年間週3回、もしくはそれ以上お世話になることになる。

子どもに合った塾、親も安心して任せられる塾を選びたい。

単に偏差値を伸ばすことを目的と考えないで、子どもに勉強して知識を得る喜びの場だと思えばよい。

中学受験塾の場合、新学期は2月開始である。これは、首都圏の受験日が2月1日から始まることから、6年生が受験に入るとすぐ、下の学年の子ども達は受験体制に入る。また、ほとんどの大手塾では入塾テストを実施している。

 

@日能研

いわずと知れた国内最大手の中学受験専科塾。ここの最大のメリットは、多くの受験生を抱えていることから、豊富な情報量にあるといえる。ブルーの大きく「N」と書かれたバックを持っている子ども達は日能研の塾生達。指定カバンあり。

クラスは能力別に編成され、席次も能力順。簡単に言えば、成績の良い子は前の席、そうじゃない子は一番後ろ。一番成績の良い子がいるクラスは「栄冠クラス」と呼ばれ、みなの羨望を集める。大規模塾なので、成績の良い子からそうじゃない子まで抱える。1クラス30名までで6クラスくらいあるので、下手するとそこらへんの小学校の1学年より多くの生徒を抱える。

6年生になると9時近くまで授業があるため、夕食のお弁当持ち。働く親にとってはこれは結構辛い。大規模塾なので、みんなでワイワイするのが好きな子には楽しいだろうけど、成績別の席次など結構シビアな面もあり、精神的に耐えられない子もいるようだ。

授業方針は、授業→自宅で復習→テストのサイクル。通信教育コース「知の翼」あり。個人授業塾もあり。3年生からプレ・コースがあり、プレ・コースから入った場合、入塾テストは免除される。

http://www.nichinoken.co.jp/

 

A四谷大塚

四谷大塚は本部校と準拠塾に分けられる。本部校は「四谷大塚」の看板を掲げている塾のこと。準拠塾というのは、四谷大塚のテキスト、カリキュラムには従うが、四谷の看板ではなく、各自の看板で 運営されている。

四谷大塚のテキストは自宅学習用にわかりやすく作られており、テキストはA4版で大きく、非常に使いやすい。四谷大塚のテキストは、予習シリーズをメインに、一行問題集(算数)、漢字練習(国語)、サブテキストなどがある。予習シリーズは名前の通り、授業のための予習を自宅で行うために作られているテキストであり、素人である親でも教えられるようにわかりやすい説明がついている。

本部校では、カリキュラムは厳しい。日能研同様能力別にクラスは編成されており、夕食のお弁当必要。自宅での予習が必須なので、親のサポート力も期待される。準拠塾では、塾の方針によってかなり違う。

授業方針は、予習シリーズで自宅予習→授業→テストのサイクル。1〜3年生はリトル・スクール。4年生から通常の受験コースになる。

http://www.yotsuya-otsuka.co.jp/

 

Bサピックス

上位校を目指すなら、サピックス。その代わりカリキュラムは厳しく、授業の進行度も早い(らしい)。少数精鋭ながら、上位校合格実績は中学受験塾ではピカイチではないだろうか。通信教育もあるが、通常の授業とは異なる。

1年生からクラスあり。(みんな賢そう)

http://www.sapientica.com/

 

C個人塾・家庭教師

個人が自宅などで対応している塾のこと。先生の良し悪しに左右される。大規模塾が苦手な子は、こういう個人塾という選択肢もあり。

また、上記大手塾も個別対応コースを開設している。大規模塾での大人数授業より、周囲に煩わされたくない子やマイペースに勉強をしたい子は、こういった個別対応塾や家庭教師のほうが集中できるかもしれない。

 

どの塾を選ぶかは、子どもの性格にあわせればよいと思う。塾に通うために勉強をしているわけではないので、カリキュラムが子どもの能力を超えていないか、子どもが無理なく通えるか、子どもの性格と塾(先生)の雰囲気と合っているか良く調べて決めよう。

 

 

偏差値

受験と切っても切り離せない「偏差値」

中学受験の場合、この偏差値がクセモノである。

小学生の子どもに塾の模試を始めて受けさせたらビックリするか腰をぬかす親が多いんではないか?(ワタシは腰を抜かした)

偏差値30台くらい平気で出てくる。

何故?

偏差値と言うのは、母集団があってはじき出される数字である。

「偏差値を求めたい得点から平均点を引き、標準偏差で割ったものを10倍して、50を足す」
「(偏差値を求めたい得点−平均点)/標準偏差 × 10 + 50」

つまり、母集団=受験生の平均点が高ければ、高い偏差値は出てこない。

中学受験自体、対象者が全員ではなく、首都圏や都市部の一部の小学生が主な受験生ではないだろうか。

しかも、比較的成績の良い子が受験する傾向があれば、なんの準備もなく、模試を受ければ驚愕の偏差値を記録する。

また、模試によっても偏差値は違う。

中学受験のための模試は大きく分けると下記の三つ。

@首都圏模試センター「統一合判」

首都圏最大の模試。年間12万人以上の小学生が受けると言われる。

四谷大塚、日能研模試に比べると、偏差値は高めに出る。

中堅〜下位校受験向けのイメージあり。

http://www.syutoken-mosi.co.jp/

A四谷大塚「合不合判定テスト」

四谷大塚母体。中堅校、特に上位校向け。

http://www.yotsuya-otsuka.co.jp/test/

 

B日能研「公開模試」

日能研母体。

https://www.edu-net.jp/kokai/index.php